4.井上靖旧居跡(東京都世田谷区桜)
1950年代以降、長く暮らした世田谷区桜の旧居跡。名作を生んだ欅の木が今も残ります。
東京都世田谷区桜。かつてこの地には、日本を代表する文豪・井上靖が30年以上にわたって居を構えた邸宅がありました。1951年からこの地に住んだ井上靖は、ここで『天平の甍』『楼蘭』『敦煌』といった数々の歴史小説を世に送り出しました。特筆すべきは、旧居跡の近くに今もそびえる大きな欅(けやき)の木です。この木は短編小説の題材にもなり、井上靖が日々目にし、慈しんだ風景の一部でした。当時の書斎は現在、彼の故郷である北海道旭川市の「井上靖記念館」に移築・再現されています。