井上靖『氷壁』の舞台を訪ねる|上高地・河童橋から明神へ

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1.『氷壁』― 上高地・河童橋から明神へ

魚津恭太と小坂かおるが歩いた上高地の散策路を、現在の風景とともに記録。小説に描かれた沈黙が自然の中に重なります。

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井上靖の名作小説『氷壁』。その作中で、主人公の魚津恭太と小坂かおるが歩いた上高地の道のりを辿ります。出発点は、上高地の象徴ともいえる「河童橋」。そこから梓川の清流を傍らに、二人が目的地とした「明神」へと向かう散策路を、実際の美しい風景とともに映像に収めました。穂高連峰の雄大な稜線や、透き通った梓川のせせらぎ、そして静寂に包まれた森の空気。それらは、小説の中で描かれた二人の孤独や、言葉にできない切ない感情を今も静かに物語っているようです。兄・小坂乙彦の捜索のために向かった上高地行。文学の香りが漂う自然の情景を通して、『氷壁』の世界観を追体験していただければ幸いです。聖地巡礼としてはもちろん、上高地の豊かな自然を楽しみたい方にもご覧いただきたい映像です。
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